朝食の後 珈琲飲もうなんて 火ついた煙草を吸い 巡らせる歓談
テレビワイドショー 今年も咲いているベランダの花に気付かず
阿保面のまま また火つける
つまんなくはない でも面白くない 君の話を聞く 僕は笑顔だ
そうなんだ 六万回聞いた 相槌を繰り返す 僕はアレクサだ
夢もベッドも一緒 安心安全ぱっぱっぱっ
右手が二本ないと 握手できないや
信頼 威圧を与えろファッション
ポッケに忍ばせた青の箱にただ また火つける
ほら そう 神さまなんていないから
苦々しいのに吸うのさ
ただ君の話が 少し楽しく聞こえた
仏様たちに話しても イエス様たちに話しても
ほら 口を揃えて言う そうなんだって
"人の成功に唾吐いていたい"
妬み 恨み 羨み を買っていたい
ゴミはゴミでも燃えるゴミでいたいな
信じるものだけが報われるを 信じたものだけが報われるの
Everything's gonna be all right を胸に
理想を本当に 嘘を本当に 炎は火を重ねて書いているんだ
つまりは始まりが
また火つける
ほら もう 神様だって疲れてた
参りや祈りに参ってたから
人の願いを ただパケにして売った
仏様たちも疲れてた イエス様たちも疲れてたから
声を揃えて叫ぶ 黙ってくれって
朝食の後には 珈琲を入れてよ
安いのでいいから 君の手で淹れて欲しい
君の話が終わる前に この手の煙草が終わっても
ほら また次の火つけるから