夏草がゆっくりと
少し涼しくなった風に
なでられてるね
遠くの山の端に
夕日がかすんだ
ああ
ねえ
かならずもどると
あれは
空耳だった?
らら
いくどめの秋かな
赤とんぼが
愛おしい
かけてく
野ウサギの
足音が
きこえそう
あなたの
足音かな?
ああ
青と茜の澄んだ空を
とんでいこうか
いつまでも
まっているのは
わたしじゃないね
行くよ
行くよ
今
嫌ならいってね
秋雨をふらすから
らら
季節の継ぎ目に
ただよう
さびしい影
負けないように
あなたも
わたしもね
今ね 空は茜一色
とんでいるのは
アキアカネ
今日は ひとり
未来は どうかな?
行くよ
行くよ
今
嫌ならいってね
秋雨をふらすから
ららら