逃げ出す口実になれば
何だってかまわない
すぐにウソと知れても
あなたと争いたくない
それだけを守るため
言い訳も認めてた
塞いだ思いが 突然流れ始める
カバン抱えて パンプスを履いて
舗道に出れば もう夏の気配
駅まで辿り着く間
友達に見られずに
遭わずに行けるように
タクシー飛ばして
小さな街路抜けてく
どこか遠くへ 今の私から
振り返らずに ホームに駆け込む
封印が解けてくように (封印が解けてくように)
離れて行ける力に 気付いた時から
小さくなった 街の明かりだけ
見届けてから 閉めたカタイ窓
外はもう闇 私の顔だけ
映るガラスを 横目で見ながら