たった一度 抱きしめてくれるなら
風が涙さらう前に"さよなら"さえ
言いだせない私が
ありったけの勇気で
あなたにもらった
最初で最後の kiss
しめつけられる胸が
痛くて動けない
こんなに悲しいなんて
思ってなかった
一度 抱きしめてもらえたなら
あきらめつくはずだったのに
こんなに悲しい kiss なら
二度といらない
誰も見ないで 足を止めないで
こんな私を 見ないで
あなたが言う
ちょっとしたことにさえ
くじけそうな恋だった
ひそやかさと 臆病になることを
まちがえてたこと知った
あなたが去く日に
背中を押されながら
想いを断つための 決心だったのに
こんなに悲しいなんて
思ってなかった
これで「終わった」と 笑いながら
報告するはずだったのに
こんなに悲しい kiss なら
二度といらない
声をかけないで かまわずに行って
悔やんでばかりの私
誰も見ないで 足を止めないで
声をかけないで かまわずに行って