砂上の景色を見ていた
百年なんてそう 一瞬
憧れと距離比べたら
月までなんて手を伸ばすだけ
硬度は脆く いつも遣る瀬無い
割れてしまっても 仮死にすぎない
近づくほどにわからなくなる
夜に閉じ込められたままで
壊れては蘇る
汚れを受け入れてはまた強く
何者か変わってしまう
誰のためだったろう
遠ざかってく 最初の願いも
水面にあふれて
海の底で 眠る欠片
消えず残されてる記憶
千年後に笑ってたいよ 二人でさ
無限に続く世界で
月に辿り着いた
かつての地球は宝石のようで
清く正しいことが
誰か救い 誰かを傷つける
おやすみ不器用 懐かしくなる
さよなら弱さ 胸が苦しい
離れるほどにわからなくなる
君が流していた涙が
砕けては蘇る
境界線を越えてまた違う
自分へと変わってしまう
何のためだったっけ
遠ざかってく 最初の願いも
月面にこぼれて
薄荷色に染まった水
指先をすり抜けてゆく
幾億年 経てば見つかるのかな
無限に続く世界で